だあすう日記

初めまして。まったり生きてます。

やりたくないバイトはすぐにやめていい(僕がバイトを3か月も経たずにやめた話)

「バイトもう辞めたい」

これはとあるバイトをしてから一か月目の僕です。
今回は、僕がバイトを3か月も持たずに辞めた話をしたいと思います。

アルバイトは、やりたくなかったらすぐ辞めていい。
このセリフを過去の自分に言ってあげたかった。

この記事が、ブラックバイトで苦しんでいる学生や従業員の皆さんの助けになれば幸いです。

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目次

①バイトを始めてから辞めるまで

②バイトを辞めるにあたって不安に感じたことQ&A

③あとがき

 

バイトを始めてから辞めるまで

僕はそれまで別のバイトをしていました。

ですがその時の収入に少し不満があったのと、「飲食は大変」という言葉の意味を実感してみたくて、試しに飲食店のバイトを始めました。

 

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バイト初日~数日 「初手から休日ディナータイム」

最初の研修時は、お客様への挨拶やハンディと呼ばれる注文を取る機械の使い方、出てきた伝票の処理の仕方などを学びました。

そこまでは全然辛くなかったしむしろワクワクしていました。「頑張るぞい!」と気合いを入れていました。

 

しかし、次の日から大変な日々が始まりました。

僕が入れられたのはディナーの忙しい時間帯。それも休日に。

注文は鳴りやまないし、料理は次々と出てくるし、伝票も止まらない。
始めて間もない初心者がいきなり動けるはずもなく、かなり大変でした。
教えられてもいない業務を任されて、失敗しては怒られる始末で⋯。

毎回3時間以上休憩は無し、足も腕も痛い中ひたすらに往復して料理を運び続ける日々。

 

そこで気づいてしまったのです。

 

「あっ、この仕事もうやりたくないな⋯」

 

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研修後初出勤の夜は疲れ切っていたのに全く眠れませんでした。
次の日もシフトが入っていたためです。本当にバイトに行きたくありませんでした。

もう行きたくない⋯

この時、初めて「ストレスで眠れない」という経験をしました。この時の朝6:00の夜明けの空は今でも忘れられません。

 

でもその時の僕は「始めたバイトをすぐ辞めるなんて出来ない⋯」と思っていて、当然辞めるなんて選択肢は考えつきませんでした。

慣れてしまえばもっと楽になるだろう」と何とか辞めない理由を必死に探していたのです。

しかし、1か月を過ぎる頃にはこの希望はあっけなく潰えてしまいました。

 

 

バイト数日後~1か月 「店長のパワハラと深夜出勤」

バイトを始めて一週間ほど経ってから、店長にパワハラを受けるようになりました。

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「やる気ないね~○○(僕の名前)」

「てめえふざけんなよマジで!」

「あ~もう君何もしなくていいから」

 

そこの店長は自分の感情を抑制出来ないタイプの人間でした。
そのため、忙しい時間帯に僕がミスをする度に罵声を浴びせられました。

またその店の同僚は女子が多く、男子はほとんどいないため必然的にパワハラは僕に集中していました。

その頃は本当に店長の顔が怖くて、バイトに行く時間になる度に動悸が止まらなくなっていました。

 

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唯一救いだったのが、同僚の女子が凄く優しかったことです。
丁寧に仕事内容を教えてくれました。彼女には本当に頭が上がりません。

何も言わずに辞めてしまったので、そのことだけが今も少し後悔しています。

 

そしてもう一つ僕の心を折ったのは深夜出勤でした。

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面接の採用時は営業時間短縮で、そこまで遅い時間まで働く必要はありませんでした。
しかし、営業時間短縮が解除されてからはかなり遅い時間までの労働を要求されました。

残念ながら僕は、あまり深夜まで働けるようなタイプではありませんでした。

そのため深夜労働をする度にクタクタになって、生活リズムは狂って、大学の授業もままならなくなってしまっていました。

その頃には大学の授業の間もずっと「バイト行きたくない」と悩み続けるようになっていました。ほんとうにしんどかったです。

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1か月~2か月 「退職願は夜中のメールで」

もうこの頃になると、ひたすらにYahoo知恵袋で

「バイト すぐやめる 方法」

みたいな感じで検索をかけては先人の投稿を見ることが趣味になっていました。
正直もう何か月も続けるのは無理だと、自分でもわかっていました。実際この時鬱になりかけていましたし。

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でも、どうしても勇気が出ませんでした。

辞めると言う時の店長の顔を想像するだけで心臓がバクバクしたし、「このまま続ける方が楽なんじゃないかな」とか考えていました。

 

しかしネットの海で色んな人の投稿を見て、

初めて
バイトはすぐに辞めてもいい」ということを知りました。

この時、本当に心の底から安堵したのを覚えています。

自分以外にも苦しんでいる人がいるんだ」と知れた時の安心感は凄まじいものでした。とても元気と勇気を貰えました。

他者の経験を簡単に知ることの出来る今の時代に生まれてこれて、本当に良かったです。

 

ですが、「辞めてもいい」と分かってもどうやって辞めるかが問題でした。

対面で「やめる」と言うのも怖かったし、正直上手いこと言いくるめられそうだったので、業務用の個人メールを送りました。

 

辞めます。」と。

 

見るのが怖くて携帯は一日くらい放置してました。

その後に見た返信にあったのは、

残念です。」という言葉だけでした。一か月後に辞めるという旨で送ったためか、思ったよりもあっさりとした返信が返ってきました。

正直もっとごねられたり嫌味を言われたりするかと思っていたので、少し拍子抜けでした。

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2か月目~辞めるまで 「気まずいけど何も触れてこない」

やめると伝えてから約一か月間。

その後に店長のパワハラは驚くほど減りました。同時に会話もなくなりましたが⋯
もっと嫌味を言われたりするのかと思っていたので拍子抜けでした。

まあ僕はずっと怖くて店長の顔すら見られなかったのですが⋯

そして僕の代わりに他の人が入ってくる話もこっそりと耳に挟みました。

「なんだ。僕が辞めてもすぐに代わりが来るんだな。」

と少しだけ、安心感と虚しさがこみ上げてきました。

 

引き止められることもなく、あっさりと退職日の当日。

その日の仕事は一段と大変でしたが、もう戦力外通告を受けていた僕には大した仕事は任されませんでした。

むしろ同僚の子の方が大変そうで、「もっと人員を増やせばいいのに」とか思っていました。

その日の退勤後に見た空は本当にきれいに見えました。

自分がやりたくない仕事をやめられて本当に良かった。

そう心の底から思えて、とても元気が出たのを覚えています。
マジであり得ないくらいにテンションが上がっていました。

 

そして同時に、自分の力でやりたくないことをキッパリとやめられたことに、少し自信を持つことが出来ました。

 

「飲食バイトは大変」という経験は出来ましたが、「もう2度とあそこでバイトはしたくない」と心の底から思いました。

 

バイトを辞めるにあたって不安に感じたことQ&A

次に、バイトを辞めるにあたってみてきたインターネットサイトたちの中で僕が参考になった記事を紹介します。

 

Q:
バイトはどれくらい働いたら辞めていいの?

A:
辞めたいと思ったらすぐに辞めていいです。
アルバイトの契約は、雇用主に「従業員をいつでも解雇出来る権利」が与えられています。そして同時に従業員には「いつでも辞めてよい権利」が与えられています。雇用主と従業員の対等性を守るためです。

そのため、「~月まで働かないといけない」とか店長が言っていたりしても、そこに法的拘束力は何もありませんので気にしなくて大丈夫です。

参考に、私は2か月と20日ほど働いて辞めました。もっと短くても大丈夫です。

 

Q:
バイトを辞める場合、いつ言えばいいの?

A:
詳しくは契約書に書かれていることが多いですが、ほとんどの場合「一か月前」に伝えられれば問題ありません。もっと直前でも大丈夫です。

お店側も人員補填などに時間がかかることがあるため、辞めたいと思ったらなるべく早めに伝えることをおすすめします。

 

Q:
「お前の代わりを誰がやるんだ」と言われました。どうすればいいですか。

A:
従業員を補填するのは雇用主側の仕事」です。あなたは何もしなくて良いです。
そういうことを言って脅してくる店長は多いですが、アルバイトに自分の代わりの従業員を見つける義務はありません。いつでも辞められるのがアルバイトなのですから、辞められた場合の対応を考えるのはお店の仕事ですので心配しなくて大丈夫です。
あなたの代わりを探すのはお店の仕事です。心配はいりません。

 

Q:
辞めたい場合、どのように伝えればいいですか。

A:
まずは一言「辞めます」と伝えてください。「辞めたいです」だと「どうしたら辞めないでくれる?」とか言われて言いくるめられます。なのでキッパリ言い切ってください。

次に「いつ辞めるか」を具体的に書いてください。これは絶対です。
1か月後くらいが一番理想的ですが、もっと早くであれば2,3週間後くらいでも大丈夫です。いつ辞めるかを書かないといつまでも辞めさせてくれない場合があります。

最後に、理由は正直あってもなくてもいいです。アルバイトなので、正当な理由がなくても辞められます。ですが心苦しい場合は、嘘でもいいので適当に理由を付けると自分が楽になりますよ。「学校の成績が厳しくて」「家族が急病で家の手伝いをしないといけない」とか、なんでもいいです。理由が無くても本当は辞められるので、別に嘘でも大丈夫。

 

Q:
店長に直接伝えるのが怖くて言えません。どうすればいいですか。

A:
一番は「業務用メール」を使うことです。相手の顔を見ずに一方的に内容を送れます。ですが、そういったツールが無い場合は「手紙」を使うのが有効です。辞めたい旨を書いて渡すか、机の上に置いておくだけでも大丈夫です。その場合は「やめる日」を絶対に書いておいてください。「君いつ辞めるの?」と聞いてくれない店長もいる可能性があります。先に伝えておけば、店長がシフトを調整してくれます。無駄に辞める日の話を店長としないで済みますよ。

 

Q:
辞めると言っても、辞めさせてくれません。どうすればいいですか。

A:

店長が了承しなくても辞められるので大丈夫です。契約書には「退職の旨を伝えてから○日後に退職可能」と書いてあるものがほとんどです。なので退職に誰かの了承は実は不要なことがほとんどなのです。

 

ですがもし自分で辞めるのが難しい場合は、親御さんや友人、あるいは弁護士に相談しましょう。自分の代わりにそういった代理人に辞める旨を伝えさせるのも全然ありです。今は無料で弁護士に相談できるものもあるらしいので、困ったときは他の人に頼ってください。警察でもいいです。

辞めさせない」は「契約違反」で「違法」です。
あなたには辞める権利があることを忘れないで下さい。

 

 

 

あとがき

ここまで長くなりましたが読んで下さりありがとうございました!

実際このバイト先は、お客さんもいい人だったしシフトの融通もある程度は効いたため、正直あんまりブラックでは無かった気がします。

ですが、業務形態が自分の性に合わず、店長のパワハラのストレスはかなりひどく辞めてしまいました。

といっても、こういう経験を今の内から出来て本当に良かったと思います。

人はやりたくないことをやると病気になることを知れました。

まさに「適材適所」という言葉を実感しています。

皆さんももし今、やる必要もないのに何かやりたくないことを仕方なくやっているならぜひ一度辞めてみて欲しいと思います。

やりたくないことをやめると、元気やエネルギーが湧いてきて、本当にあなたがしたかったことが出来ますよ。

それでは、今回はここまで!

大変長くなりましたが、ありがとうございました!