だあすう日記

初めまして。まったり生きてます。

デジタル世代の必修科目「スマホ脳」感想

スマホを持つ現代人の必読書

 

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感想

世間で一時期騒がれていた本書。

友人との読書会の課題図書として採用したのは一回目の引っ越しの前。
そして読み終えたのは二回目の引っ越し後数週間後。

という僕の人生の比較的大変な時期を共に過ごしてくれている本だ。

 

この本は、スマホを入り口として、人間の本能を丁寧に分かりやすく解説している。

「なぜ人間がスマホに夢中になるのか」という理由が、人間の進化の過程から紐解かれていくのは見ていてとても面白かった。

フランクな語り口調で親近感が湧くし、誰でもすぐに実践出来るようなものも沢山書いてあって引き込まれることが多かった。

 

僕自身これを読んでいる時に、ちょうど騒音に悩まされていた。(今も別の騒音で悩まされているが)

そこで「ストレスがかかると『闘争か逃走か』という判断しか出来なくなる」という言葉のおかげで、自分の状況を客観視することが出来たのだった。

自分が置かれている状況や、長期的にストレスにさらされると人間がどうなるかなどを事細かに説明されていたため、読んでいて冷静になることが出来たのには感謝しかない。

 

 

また、後半にある「運動はスマートな対抗策」という章は僕が今しているランニングのきっかけである。

 

運動をするだけでストレスが減るだけでなく、集中力も上昇し、しかもそれがどんな運動でも、どれくらいの時間でも効果があるということなのだから驚きだ。

実際、アルバイトの前にランニングをしたことで、しなかった時よりもむしろ疲れを感じなくなった。

以前までは「なるべく動かないで体力を温存しておこう」と思っていたのだが、むしろランニングなど運動をした方が元気になることを知ったので、今後も継続していきたいと思う。

 

といっても、今は深夜なのだが、テレビを見るのはやめられないし、ブルーライトを夜中に見ないようにすることはかなり難しい⋯

隣人の笑い声に敏感になっていて、気を紛らわせるために付けているというのが理由の半分ではあるのだが。

もう半分は単純にテレビを見るのをやめられないというのもある。

 

困ったときにはまた必要な箇所を再読して、自分の状況を客観視していきたいと思う。

 

もし、スマホがやめられなくて困っている人。

あるいは、日常的にストレスを感じていて困っている人。

そういった人々にこそ、本書をおすすめしたい。