だあすう日記

初めまして。まったり生きてます。

現代人の心のオアシス「しないことリスト」感想

この本は、僕にブログを始めるきっかけをくれた一冊です。

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この本との出会い

この本との出会いは大学生の時。
まだクレジットカードを持っていなくてAmazonの支払いをコンビニで済ました帰り、たまたま立ち寄ったBOOK・OFFで見つけた。最初に見たページにびっしりと「やらなければいけないこと」が書いてあったのを見た時の衝撃は今でも結構残っている。

僕がこの本を買おうと思ったきっかけは、「はじめに」に書いてあったある一言だった。

「特に順番など気にせず、気になったところから読んでもらえればいい。」

これはその時の僕にとってすごく嬉しい言葉だった。
その当時、僕は読書をするのにハマっていて「今月は3巻読破しよう」とか目標を立てていた。しかし本を1から最後まで読み切るというのは思ったよりも難しくて正直挫折しそうになっていたのだった。面白い本であれば夢中で読めるが、面白くない本を読むのは正直退屈でしかない。またその時の自分は「一冊読み切るまでは次の本に手を出さない」とか「買った本は全部読まなきゃいけない」とか結構面倒くさい自分ルールを作っていた。今思うとそんなことをする必要は全く無かったのだが、その当時は「本は最初から順番に読む」「本は読み切らなければいけない」という考えに縛られていたのだと思う。

だから、この一節を読んだ時はすごく驚いた。
「そんな自由でいいんだ!」と思った。だから僕はその時、目次を見て気になっていた第三章から試し読みをし購入へと至ったのだった。この言葉が無ければ、僕は「よくある書き出しだな」と思って本を置いていただろうし、この本に自分の価値観を良い意味でかき回されることも無かっただろう。だからそう思うと、本当人生って何が起こるか分からない。

 

感想

①こんなにラクに生きてもいいんだ!
最初に出た感想はこれだった。それまで自分が持っていた固定観念や常識など自分を縛る鎖のようなものが、1ページ1ページ読み進めるごとに外れていくような感覚を味わった。読み終わったときはすごく体が楽になったし、「人生ってこんなに幅があっていいものなんだ!」とすごく感動した。

②独特な語り口調が癖になる
実は僕は、この本を買ったその日に全て読み終えてしまったのだが、その理由はphaさんの独特な文体にあるような気がした。phaさんの文章は、よく見る「である調」とか「ですます」調とかではなく、こちらに優しく話しかけてくるような口語体で、抵抗なく読み進められるのだ。しかも自分の考えが絶対的に正しいとか、分かりにくい横文字を多用するとかではなく、むしろ他者の考えを尊重し、分かりやすく書こうという意思が伝わってくる。そのためスルスルと自分の心の中に入り込んでいって、気づいたらそばにいるみたいな、そんな感じだった。

③これはあくまでphaさんの日記のようなもの
もちろん、僕がphaさんの本著作の内容を全て鵜呑みにしたわけではない。というかむしろ反対意見を持つような章もあった。「これは自分とは違うな~」と感じることももちろんあった。しかし、そういう時はphaさんの方から先に「もちろんそうでない人もいるよ」みたいな対応をされるので、読んでいて不快に感じることはほとんど無かった。気づいたら「この本はあくまでphaさんの考え方で、これが絶対とかではないんだな」という思考になっていて、ちょっと驚いたりもした。

 

個人的に好きなリスト

最後に、個人的に僕が「好きだな」とか、すごく印象に残っているなと感じたリストを紹介したい。これを見て少しでも気になった人がいれば、ぜひ本著作を手に取ってみて欲しい。

①絶望しない
この章に登場する「ひたすら時間をムダに使おう」というセリフに大爆笑した記憶がある。今まで、周りの人々から言われる言葉はいつも「スキ間時間を有効活用しよう」とか、「無駄なことに時間を使うな」とか「暇があったら勉強しろ」とかだった。そのため、このセリフを見た時は笑いが止まらなかった。それまで持っていた無意識下にある「時間は有効に活用しなければいけない」という固定観念が砕けたからだ。「そんな風に時間を使ってもいいんだ笑」とすごく安心出来たこの経験は今も生きている。

②独占しない
このリストが、僕がこのブログを始めたきっかけそのものである。ここにはphaさんのブログを始めたきっかけが書いてあり、その続け方やメリットも書いてある。それを見て、今まで無意識に押し込めていた「誰かに僕の思いを伝えたい欲」が爆発したのである。ブログを「はてなブログ」にしたのも、phaさんが使用していたためであった。
多分僕がこのブログを続けていられるのは、phaさんが僕に自由なブログの使い方を教えてくれたおかげだろう。

③一箇所にとどまらない
この章は、僕が以前にした「名古屋一人旅」をするきっかけをくれたリストである。ここでphaさんが実践していた、「ただ目的もなくどこか遠くへ行って一泊して帰ってくる」という一人旅は僕にはとんでもなく魅力的に映った。実際にすごくリフレッシュも出来たし、やってみて本当に良かったと思っているのでもしよかったらその時のことをまとめたブログも見て欲しい。

darsue.hateblo.jp

 

あとがき

ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!
この本は、今となっては僕を形作る必要不可欠な要素になっています笑

この本を読んだ後に、僕の価値観も行動もかなり変化していきました。
おかげで以前よりもずっと身軽に、ずっと自由に生きているように感じます。

以前の僕のように、人生に何か息苦しさや辛さ、または「死にたい」と思いながら生きている人に、ぜひこの本を勧めたいと思います。

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